今日は、大型二種教習・卒業検定。
曇ってはいるが、たまに明るい日差しも覗く、そこそこの
検定日和(?)。朝7時に起きて、車で教習所に向かう。
昨日のみきわめでの課題のできが散々だったので、
今日は縁起をかつぎ、とてもうまくいった修了検定の時に
着ていったのと同じ服、同じ靴で臨む。
朝、少し早めに教習所に到着。YN先生と顔を合わせる。
「今日、卒検かな?あれからもうここまで来たんだね。」と
声をかけられる。そう。この先生は、入校当日、バスの運転
に際して不安な点をあれこれ質問し教えていただいた先生。
今日の卒業検定の重要な課題である、方向変換、縦列駐車、
鋭角の指導はこの先生から受けた。最初のころ、ハンドルを
切るタイミングをいちいち指示されて閉口したが、適切に
なってから(?)は、特に注意されることはなくなった。
そしてなによりも「検定に受かる」ことを目的とした指導を
まず最初にしてくださりとても助かった。そう。検定に受かる
ことがまず必要ですよね。実際に運転していく上での技術的な
指導は、検定課題とはまた別のものだったりするのではないか
な、なんて思う。集合時間まで、まだ時間がある。教習車両も
まだ動き出していない。コースに入って、所内の課題の目印を
確認に行く。鋭角の白線、縦列のポール、方向変換の後ろの
ポールなどを入念に確認した。そんなことをしている人って
どうも私しかいない様子であり、目立つかもしれない。でも
検定は一回で合格したい。そのためには、使える情報は
しっかり使いたい。挙動不審と思われても仕方がないけど。
その他にもこの教習中、さまざまなアクシデントがあった。
私の仮免許の有効期間の表記に誤りがあり、作り直しに
なったり、この教習所でのユニークな取り組みにテレビ局の
取材が入り、その都合上、私の教習時間をずらしてもらえ
ないかとの申し入れがあったり。さらには当日予約を何度か
打診したりもしたなあ。そんなこともあり、事務の女性の
何人かには覚えられているみたいである。
コースの下見をしていたら、今日の検定車、1番のバスを
指導員の先生が清掃していた。バスを眺めていると
「ちょっと中をみてください。何か気がつくことありますか」
と声がかかった。何も気付かず、なんだろうなと思い見ていると
答えを教えてくれた。乗客座席の運転席側はきれいに清掃し
もう一方(乗降口側)は、意図的に清掃せずにほこりを残したまま
にしているとのこと。もちろん教習生が荷物を置く、前列の方の
座席は、左右とも清掃しているが。「自分がお客だったら、
どちらの席に座りますか?ほこりまみれの座席には座らない
でしょう。座席がほこりまみれだと、もうそれだけで、お客さんは
『次は、このバスはやめよう。』となりがち。さっと軽くふくだけで
ほら。こんなにきれいになるでしょう。大型二種の教習生の方には
こういった心使いを気にかけていて欲しいのです。各指導員にも、
これを教習生の方に伝えてもらうように指導しているのですが。」
とのことだった。
確かにそうですね。お客さん相手の職業ではこういう気遣いが
どんな仕事でも必要だなあなんて感じた。
9時、第1教室に集合。点呼を受けて、検定に関して軽く説明
を受け、検定料金を支払い、免許証を提出。受験番号を告げ
られロビーで待機。受験票を受け取り、免許証は返却される。
今日の大型二種検定は、私ひとり。昨日は3人受けていたが。
大型一種の卒業検定を受ける人がいたので、その人とペアを
組むのかなと思ったが、私の検定車には、普通一種の修了
検定の人が証人として乗り込むことになった。
検定審査員は、YZ先生だった。これまで何度か指導を受けて
いる。隘路のテクを身につけられたのはこの先生の指導の
おかげ。高速教習でもお世話になった。感じの良い先生だ。
今日の所内の課題は、方向変換とのこと。ラッキー!
縦列駐車は、チョー苦手。方向変換の方が、まだましだ。
鋭角は、左周りをやるとのこと。2段階で練習させてもらって
いたのとは方向が異なる。自分で見つけた目印、つまり白線
の先端が運転席後ろの支柱と重なってから1mほど進んだ
ところでハンドルをゆっくり切っていくとシミュレートしてみる。
バスはもちろん1番。
先生の運転で教習所を出発し、検定開始場所に向かう。
開始場所は、昨日みきわめの時に告げられたところではなく
教習所から出て直ぐ。路上に出るとき、必ず通る箇所だ。
えっ? ここから開始するの?と少し面食らったが、
第2段階すべてのコマで通った場所。気持ちを立て直し、
指示に応じて、降車。乗車するところから検定開始。
修了検定で、座席を前に出し過ぎて運転しづらかったので
今日は入念に(?)調整。よしここだ。シートベルトを締めて
エンジンをスタート。ホイールパークをリリースし2速に入れ、
安全確認、ウインカーを出して確認しつつ発進。
最初は慣らしで採点されない。走り始めて気が付いた。
中央ドアを閉めていなかった!走り始めてしまったので
仕方ない。走りながら自動ドアSWを操作し、ドアを閉めた。
その後、「ではここから検定開始します」と先生の言葉。
「もしかしたらドアを閉めなかったことは採点対象外になる
かな?」なんて甘い期待を抱きつつ、バスを進める。
交差点の信号は青もしくは赤。運が良いことに路上走行中、
黄色信号には出くわさなかった。信号のない横断歩道には
歩行者皆無。ふらつく自転車もいない。走ったコースは、
樹木の道路への飛び出しも少数。指定場所の停車は
3回。どれも歩道のある白線。樹木の飛び出しはない。
白線を踏むまで左に寄せて停止。路上に不法駐車している
車が1台いたが、これはウインカーを出して切りぬける。
日曜の朝は、路上を走る車の数が少ないようだ。交差点
での右左折で行き先に待ち構えている車がほとんどいない。
日曜日は大型車も少ない。交差点で大型車と並ぶこともなく
気を使う場面がほとんどない理想的(?)な条件だった。
特に大型車の場合の路上の検定は、車が少なめで大型車の
少ない日曜日が良いのではないかななんて思う。
指定場所での停止3回、数多くの交差点の通過を経て、
「あの標識の近くに止めてください」と指示を受ける。おおよそ
の位置に、ただし歩道のある白線をしっかり踏んで停止。
「これで路上の検定は終わりです。教習所に戻ります。」
と告げられ、エンジン停止し降車。もちろん左右を確認して
降車した。すぐさま乗車し、先生の運転で教習所を目指す。
路上走行は、まったく問題なかった。
所内に戻り、運転手交代。まずは右バックで入る方向変換。
昨日の練習そのままに車庫に収める。後部をポールに当て
たら検定中止になる。十分に余裕のある位置で停止。
出ていく方向の内側(左側)のスペースは1.3mくらいだ。
少し厳しいかなとも思ったが、昨日のみきわめの時のように
下手に切り返しすると失敗する。ここは切り返しせず終了を
宣言。先生は降りて後方間隔を確認に行く。もちろん50cm
に達していないので、前進して後退するように指示される。
初めから検定で50cm以内を狙うつもりは全くない。先ほど
とほぼ同じくらいの位置で終了を宣言。先生は再度降車し
確認にいくが、先へ進みなさいと指示。車庫から出ていくとき
やはり少し厳しめだった。左後輪をミラーで確認しつつ、
右前輪が大型二種用の(5mライン)白線を踏まないように
注意しつつ出ていく。厳しかったが、微妙に調整してうまく
出ることができた。このあたりの技術は、路上を走るなかで
何度も厳しい交差点で修正を強いられたため、腕が磨かれた
のだろうな。
次いで鋭角である。先ほどシミュレーションしたように自分で
定めたマークを基準にバスを進める。2回切り返しし前進した
時、何回目の切り返しだったか自信が持てなくなってしまった!
2度目の切り返し後のはずだとは思ったが、これがもし万一
3回目だったら。もう一回切り返すと4回目になってしまう。
そうであったら検定中止となる。昨日のトライで4回切り返しが
必要になってしまったことがトラウマになったのかもしれない。
今の状況からすると、ここでなんとか抜けられそうでもある。
よし。このまま抜けだそうと考え、進んでみた。左後輪と縁石
の間が、かなり近づいている。みると右前輪は、十分に余裕
がある。両者をミラーで確認しつつ、ぎりぎりで抜けだした。
それでも大丈夫かなと心配になった矢先、先生が、「では、
ここを右折して周回に出て行きましょう」とおっしゃった。
この言葉は、すでに抜け切ったぞと教えてくださったような
ものだったのだろう。安心して前進。うまく出られた。
これで所内の課題も終了した。ふーっ。
バスを止めるように指示され、証人の教習生を先に降ろし
検定員の先生のコメントをいただく。
「方向変換1度目の後方間隔は80cm。2度目は1mだった。
路上スタート時のドアの閉め忘れがあったね。車内の確認は
首だけ降りむく形だけではなく、しっかりドアの確認をしないと
いけないね。ドアを開けたままで走りだして、お客さん落として
しまったら大変だからね」 とのことだった。
ということは、減点10~15点くらいかな?合格を確信した。
お礼を伝えて、左右を確認してバスから降りる。終わった!
その後は、私のバスに乗ってもらった教習生の車ではなく、
普通一種の卒業検定の教習生の運転に同乗する。
若い男性でMT車。座席を必要以上に前に出し、抱え込む
ようにハンドルを握っている。余裕なさそうだなあなんて
不安にさせられる。でも課題は消化できているようだった。
あとは、12時20分予定の結果発表を待つのみ。
12時20分、卒業検定受験者全員、ロビーに集合。
朝、検定の説明をしてくださったSD先生から結果発表。
「合格者の受験番号を読みあげます。まずは普通一種から。
・・・(中略) 大型二種、1番。・・・ 」
やった!大型二種卒業検定合格です!
合格者は、14時10分からの卒業式への出席を指示され
フリーとなった。その後は、予定通り、卒業式があり、
15時には、解散となりました。
時間が空いたので、当日に予約を入れていただいたこと
2度ほど、そしてそのたびにシミュレーション等の固定
時間の教習を変更していただくなど、お手数をかけた
事務の女性の方にもお礼を言って帰途につきました。
これでバスに乗る機会がなくなってしまうというのは
残念な気がします。普通二種ではこのような感情は
感じなかったな。バスの運転は非日常。バスを運転する
こと自体がとても楽しかったなあ・・・。
後は、運転免許センターに行って、免許併記してもらう
だけです。視力が低下しているのが気がかり。
眼鏡のレンズを変えておこうかな。
結局、大型二種の教習にかかった費用の総額は30万
4千円。第1段階12時間、第2段階12時間。延長なく
最短時間で終了し、修了検定、卒業検定ともに1回で
合格できた。昨年10月に練習所で2時間乗っておいた
のも良かったのだろう。私はこれまで大型車の運転経験は
ないが、トラックとバスではかなり感覚的に違うとも聞く。
初めからバスで練習を始めたのは正解だったと思う。
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